過去の未解決凶悪犯罪を捜査する米ドラマ『コールドケース』(キャスリン・モリス主演)。
ハリウッド版『時効警察』ともいえる同ドラマは、2003年のスタートから日米で大人気を博しているが、
その番組の特徴から、これまで日本だけでなく、本国アメリカでも一度もDVD化されていないとのことです。
わたしも、時々、レンタルビデオ店で探すのですが、一度も目にしたことが有りません。
その理由は、多くの楽曲が劇中でフィーチャーされていることだそうです。同ドラマでは、毎回、過去の事件当時の ヒット曲、名曲の数々をドラマ内で使用し、ストーリーや時代背景と音楽をシンクロさせて、その時代の
空気感をよみがえらせ、視聴者の共感、感動を誘う。そのため、1シーズンを通すと、数多くのアーティスト の楽曲を使用することになり、その許諾が困難になっているそうです。
日本でもWOWOWで放送された、シリーズ『コールドケース5』第1話では、1990年代が描かれ、オルタナティブ・ロックの人気バンド、ニルヴァーナの曲が全編にわたって流れる(使用楽曲「All Apologies」 「Stay Away」「If You Must」「Lithium」「Drain You」「Heart Shaped Box」「Something In The Way」 「Come As You Are」)。第2話以降では、エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラ、ワム、スマッシング・ パンプキンズ、コールドプレイ、デュラン・デュラン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、それぞれの時代の 豪華アーティストの楽曲が使用されているそうです。
【 制作局のCBS 】が「DVDソフト化などの二次使用をしないかわりに楽曲の使用料を低く設定してもらっている」
ということのようです。
テレビ局側はそれで制作費を他にまわせ、音楽管理会社側は楽曲の宣伝になるという仕組みになっているようですよね。
ですので、「事件当時のヒット曲を流して時代性を強調する」と言うスタイルを取っている限り、本国アメリカはもちろん日本でもDVD化はないとのことでしたが・・・・
探すとあるかもしれませんね。
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